クマ目撃相次ぐ青森公立大学でバス乗り場増設 学生の安全確保対策を強化 青森県青森市
クマの目撃が相次ぐ青森市の大学で、学生たちとクマの遭遇を避けるため、きょうから降車専用だった「大学正面入口前」でもバスに乗車できるようになりました。
「ツキノワグマ出没警報」が発令されている県内は、先月31日時点の目撃件数が163件と、去年の同じ時期に比べ24件増えています。
青森市合子沢の青森公立大学では、先月から敷地内でクマの目撃が相次いでいます。
今月6日には、学生たちが利用する青森公立大学バス停まえで、体長1メートルほどのクマが目撃されました。
★青森放送 木下玲斗記者
「大学入り口近くのバス停はこれまで降車専用だったのですが、相次ぐクマの目撃を受け、きょうからバスに乗ることが出来るようになりました」
バス停までは、建物からおよそ200メートル離れています。
学生たちがクマに遭遇する可能性を減らすため、大学はきょうから、これまで降車専用だった建物すぐ近くにある「大学正面入口前」でも乗車できるようにしました。
また敷地内の木に、クマが嫌うにおいがする液体が入ったペットボトルを設置するなど、安全を確保する対策に取り組んでいます。