認知症などで行方不明になった高齢者の早期保護へ 捜索ネットワークを設立 青森県八戸市

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青森 2025.05.28 19:10

認知症などで行方不明になった高齢者を早期に保護するため、八戸警察署は自治体やメディアなどと捜索ネットワークを設立しました。

八戸警察署で開かれた設立総会では、ネットワークを構成する八戸市と階上町、それにタクシー協会と地元メディアの担当者が連携の仕組みを確認しました。
ネットワークでは警察官が行方不明者の情報を提供する先のチェックリストを示し、届け出をした家族に確認します。
希望をもとに八戸市や階上町が医療・福祉施設などの関係機関に連絡して、メールマガジンや防災無線で広報します。
さらにコミュニティFMやケーブルテレビが情報提供を呼びかけます。

★八戸警察署 小野博木刑事生活安全官
「従来のネットワークをさらに発展させるということでスピード化ですね」
「すばやく手配ができる そうすれば発見も早くなるのではということで活用していきたいと思っています」

2023年度、県内では行方不明者の届け出の13%にあたる82件が認知症や疑いがある高齢者となっています。