【豪雪】りんごやハウス、鶏舎でも…214億円超え“過去最大”の被害額で9割を占めたのは?青森県が「雪害復旧支援チーム」を結成し総合的な対策へ
今シーズンの豪雪による農業被害額は19市町村で過去最大の214億円に上りました。
被害の9割が、りんごの枝折れです。
津軽地方を中心に豪雪による農業被害が相次いで確認された県内。
県はきょう先月の調査に基づいた被害額を発表しました。
★宮下知事
「被害の状況ですが、被害額が214億8100万円となりました」
被害額は19市町村で214億8,100万円。
雪害の農業被害額としては過去最大です。
りんごの枝折れ被害は津軽地方の13市町村、5,900ヘクタールで確認されました。
被害額は総額の9割の203億円に上っています。
山間部の園地では幹が裂け主枝が折れるなどの大きな被害があったということです。
農業用ハウスの倒壊など農業関連施設の被害は5億円、鶏舎の倒壊など畜産関係の被害は2億となっています。
★宮下知事
「農業者の生産意欲がひじょうに大事。希望を持って復旧に向かって取り組んでいただく、そして希望を持って新しい苗木を植えることの支援に取り組んでいきたいと思います」
県は新しく本庁と農林水産事務所で構成する雪害復旧支援チームを結成し、生産者が農業を続けられるように支えます。
また、中長期的なりんごの苗木の安定供給に向け、総合的な対策に取り組みます。