「バニラというサイトの未納料金」や「サイバー保険」を次々と要求された80歳代男性が130万円被害
青森警察署によりますと、ことし4月3日、青森県内に居住する80歳代の男性のスマートフォンにNTTファイナンスのカワモトを名乗る男から電話があり
・バニラというサイトの未納料金9万9600円がある。
・日本個人データ保護協会に確認した後、再度連絡する。
などと言われました。
数分後、日本個人データ保護協会のナカムラを名乗る男から電話があり
・サイトの利用はウイルスによるものだとわかったが、支払いをしないと裁判になる可能性がある。
・支払った金は後日返金される。
などと言われたことから、男性はサイト末納料金として、県内の金融機関のATMで指定された暗号資産取引所の法人名義口座に現金10万円を振り込みました。
更に4月4日、日本ネットワークセキュリティ協会のコニシを名乗る男から男性に電話があり
・あなたのスマートフォンがウイルスに感染したのが原因で93人の被害者が出ている。
・損害が発生しているが、サイバー保険に入れば、保険で支払いが可能である。
・後日、支払った金は国の補助金で返金される。
などと言われ、男性はサイバー保険の加入代金として、4月4日から10日にかけて12回にわたって、指定された暗号資産取引所の法人名義の口座に合計120万円を振り込みました。
しかし返金期日になっても返金されず連絡が取れなくなったため、被害に気付いたということです。
警察は現金の振込や電子マネーを購入する前に、家族、知人、警察署、最寄りの交番に相談するなどして、絶対に1人で対応しないよう呼びかけています。