「浅虫の火は消さない」花火大会の中止から継続へ…若手有志による地域おこし団体が立ち上がる! 青森県青森市
中止が発表されたばかりの「浅虫温泉花火大会」に新しい動きです。
地元の有志団体が、復活に向けて動き始めました。
「浅虫温泉花火大会」は青森ねぶた祭の前夜祭的な位置づけとして、戦後まもない1947年に始まり、去年までに74回開催されてきました。
今月3日、実行委員会がことしの開催中止を発表しました。来場者数の落ち込みと、花火の費用高騰が要因でした。
★青森放送 菅原厚 キャスター
「中止が発表された浅虫温泉花火大会ですが、浅虫の火は消さないと地元の有志が立ち上がり、復活プロジェクトが動き始めました」
復活プロジェクトを立ち上げたのは「月末マルシェ」などを開催している若手有志による地域おこし団体「浅虫まちおこし応援団がっちゃんこ」です。
運営資金は、クラウドファンディングで募るとしています。
代表を務める井上丹さんは地元・浅虫の出身。
「浅虫の代表的なイベントをなくしてはいけない」という思いから住民主体で立ち上がりました。
★浅虫まちおこし応援団がっちゃんこ 井上丹 代表
「浅虫はいろいろなものがなくなってきていて、人口も減っている、旅館も減っているというなかでは、当然今まで通りは難しいということでの、今回中止というものがあったと思いますから」
「浅虫の地元民として、みんなで一緒につくっていくというのがこれからの浅虫」
地元では期待の声が聞かれました。
★地元の人は
「若い人のアイデアはすごいなと、立ち上がってくれたなとワクワクしました。何があっても応援しようと思っています」
★浅虫コリドー 逢坂璃子 さん
「中止がすごくショックだったので、こうやってみんなで力をあわせて、開催できるかもしれないというのはすごくうれしいです」
クラウドファンディングは今週中に立ち上げ、花火大会の開催日については、9月前半の土日祝日のいずれかで調整するとしています。