列車が走り抜ける桜のトンネル 昼と夜2つの表情が格別 五所川原市芦野公園

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青森 2024.04.23 15:16

五所川原市の芦野公園では桜の最盛期を迎えています。列車が走り抜ける桜のトンネルは昼と夜それぞれの姿が多くの人の心を引きつけています。

満開のソメイヨシノが咲き誇る芦野公園。「日本さくら名所100選」にも選ばれています。屋台も並び、桜の木の下では花見を楽しむ人たちの笑顔があふれていました。

★青森から
「ちょうど満開のときに来られて良かったです」「ピクニックとか最近してなかったので楽しかったです」「子どもたちも桜も見れるし好きなものも食べられるので良かったかなと思ってます」
★兵庫から
「きれいですね今ちょうど良い時かなと関西のほうは散ってしまっているので」

特に人気を集めているのがこちら。園内を走る津軽鉄道の線路を覆うような桜のトンネルです。実はこの景色、ことし全国で話題になりました。大相撲春場所で110年ぶりの新入幕優勝を果たし全国を驚かせた尊富士の化粧まわしです。列車には尊富士の優勝を祝うヘッドマークが取り付けられ、歴史的な偉業をたたえています。化粧まわしと同じ風景をカメラに納めようとたくさんの人が集まっていました。

★訪れた人
「桜のトンネルというのはなかなかないのですごくきれいでした」

桜のトンネルはもうひとつの表情を見せてくれます。

★青森放送 甲地壮起 記者
「辺りが暗くなってきました 桜のトンネルではライトアップが行われ、夜桜が明かりに照らされています」

60基の照明に照らされたソメイヨシノ。闇のなかで淡いピンクが輝き、幻想的な雰囲気に。ヘッドライトを付けた列車が走り抜ける姿もまた格別です。

★津軽鉄道 舘山広一 運輸課長
「やっぱり夜は寒くてもみなさんこうやって熱心に見に来てくれて、満開がことしけっこう長く続いているので散り始めはまだ何日か先だと思うんですけどできるだけ長い間楽しんでいただきたいと思います」

ライトアップは桜が散るまであともう少しだけ実施されるということです。昼と夜、それぞれの違った魅力がある芦野公園では今月29日から「金木桜まつり」が始まります。