高級珍味「フジツボ」種苗を今季初出荷 「エビとカニを合わせたような味」 安定的に種苗生産技術を全国初の確立

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青森 2025.05.01 12:43

高級珍味「フジツボ」の養殖に向けて階上町の栽培施設が生産した種苗が今シーズン初めて出荷されました。

階上町の県栽培漁業振興協会はフジツボのうち国内最大の「ミネフジツボ」の種苗を生産しています。安定的に種苗を生産する技術を3年前に全国で初めて確立しまいとし養殖現場に出荷しています。今シーズンは県内3漁協に合わせて1300枚の種苗を出荷する計画で初日は2021年から県と養殖試験を行っている八戸市の鮫浦漁協に400枚を運び出しました。

★県栽培漁業振興協会二木幸彦 業務執行理事「甲殻類ですのでエビとカニを合わせたようなまさに高級珍味です」「魚価所得を少しでも上げて多くの漁業者に定住していただきたい」

去年の12月にふ化したフジツボの種苗は4.5ミリまで成長していて今後3年ほどで出荷可能な5センチほどのフジツボになるということです。