「全然入っていない」“王林”開花もマメコバチはどこへ… あすは霜がおりる恐れも
りんごの花が平川市で咲き始めました。
りんご研究所はマメコバチが減少していることから、人工授粉での結実確保を呼びかけています。
★釈迦のりんご園 工藤峰之さん
「この列が割と早くて、ちょうどここも1輪」
「咲いていますね」
平川市広船の工藤峰之さんのりんご園では、おととい「王林」の花が咲き始めました。
王林の開花は去年より1週間ほど遅いということです。
りんご研究所によりますと、主力品種「ふじ」の開花は来月4日ごろになりそうだということです。
りんごは開花前後の1週間が受粉する大事な期間となります。
工藤さんの園地では受粉を助けるマメコバチが去年ほとんど飛ばずに死んでしまい、ことしはすべて人工授粉を行うということです。
りんご研究所は晴れの日に人工授粉をして結実を確保するよう呼びかけています。
★釈迦のりんご園 工藤峰之さん
「(マメコバチが)全然入っていないです」
「県外の農家はミツバチに切り替えているので、それもちょっと考えたりするんですけどなかなか簡単じゃないので、とりあえずは人工授粉で」
県は、あす霜の降りるおそれがあるとして臨時農業生産情報を出し、防霜ファンの活用や燃焼資材を燃やすなどの対策を呼びかけています。