■「ベルトラッキの贋作」一般公開へ 県立近代美術館で5月11日から【徳島】(徳島県)
県立近代美術館が所蔵する絵画が、別の画家が描いた贋作と判断された問題で、美術館は一連の経緯を県民に説明するため、5月11日から一般公開することを決めました。
問題の絵画は1999年、フランス人画家ジャン・メッツァンジェの作品「自転車乗り」として、県立近代美術館が6720万円で購入しました。
2024年に贋作疑惑が浮上し、2025年3月にドイツ警察の捜査結果などから、数多くの贋作を描いたとされるドイツ人画家、ヴォルフガング・ベルトラッキ氏による「贋作」と判断されました。
この絵画について美術館は「県民への説明のため」として、5月11日から6月15日まで一般公開すると発表しました。
一連の経緯や、贋作と判断した根拠などを説明したパネルと共に、1階の無料スペースに展示します。
また、11日をはじめ、期間中14回にわたって、学芸員による解説も行われます。
この絵画をめぐっては、美術館が購入元の大阪市の画廊に対して、返金などの交渉を続けています。
(05/08 18:45 四国放送)
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