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総勢66人が熱い演奏! 一日限りの「男」だけの吹奏楽団【徳島】(徳島県)



徳島の吹奏楽男子が集結。

5月3日、1日限定で男子だけの吹奏楽団が、コンサートを行いました。

年齢も職業も様々な、男子だけの吹奏楽団はどんな音色を奏でたのでしょうか?。

軽快なリズムにのって、奏でられるメロディー。

観客も盛り上がります、しかしよく見ると…この吹奏楽団、全員男子で編成されているんです。

このコンサートのために、1日限定で結成されました。

4月末、四国大学には小学4年生から67歳まで、約70人の吹奏楽男子が集まっていました。

四国大学吹奏楽部の顧問を務める小川一彦さん、この男子だけの吹奏楽団の発案者です。

(四国大学吹奏楽部・小川一彦 顧問)
「どうしても吹奏楽というのは女性が多くて、各部活、男性の人数は少ないですけど」
「頑張って吹奏楽をやっている人がいるんだろうなと、そういう人たちを一堂に集めれば」
「すごくおもしろい演奏ができるんじゃないか?というのがきっかけで」

コンサートのために集まった「1日限り」の男子吹奏楽団。

この日は、本番前最後の合同練習の日です。

年齢も違えば職業も違う吹奏楽男子の集まり。

学校の部活動とは違って、毎日、音を合わせることができない中での練習は苦労の連続です。

(学園天国?)

(四国大学吹奏楽部・小川一彦 顧問)
「2番かっこの3小節目、最後これもうバキッっと決めたいんやけど」
「あまり決まってないので、この曲で1番でっかい音がここにくるように」
「いきます!2番かっこ、ワン・ツー・ワンー・ツースリー はい!」

この男子吹奏楽団で、ユーフォニアムを担当する中学3年生の東原陽さんです。

小学3年生から吹奏楽を始めた東原さんは、普段は学校の吹奏楽部に所属しています。

(東原陽さん)
「吹奏楽部ってあまり男子がいないので、まわりが男子ばかりでなんか楽しい」
「演奏とかもすごい熱くて、吹いていて楽しいです」

実はこの東原さん、吹奏楽男子とは全く違うもう一つの顔を持っています。

実は格闘技の選手でもあるんです。

1年前、友達に誘われたことがきっかけで、総合格闘技を始めました。

今では週6日の吹奏楽の練習の傍ら、週2日ジムに通います。

まさに音楽と格闘技の二刀流。

(記者)
「今日は、吹奏楽の練習はしてきたのですか?」

(東原陽さん)
「してきました、(吹奏楽の練習)してからです」

(記者)
「どっちが面白いですか?」

(東原陽さん)
「吹奏楽が好きです」

迎えたコンサート当日。

(記者)
「緊張しますか?」

(東原陽さん)
「楽しみです!」

とはいえ大舞台の直前、東原さんの顔からは緊張感が伺えます。

午後1時半、開場。

この日は、四国大学吹奏楽部のスプリングコンサートが開かれ、開場は大勢の観客で溢れました。

(四国大学吹奏楽部による演奏?ドラゴンクエスト・ロトのテーマ)

全国大会出場常連校の演奏に観客は聞き入っていました。

スプリングコンサート第2部、いよいよ彼らの出番です。

(四国大学吹奏楽部・小川一彦 顧問)
「メンバーのみんなにも言ったのですが、もうこの時間は日本で1番この場所が熱い場所になるように」
「激熱な演奏をしたいと思っています」

(学園天国?)

県内から集まった総勢66人の吹奏楽男子。

この日、1日限りの特別ステージを楽しみます。

(吹奏楽男子の演奏)

(観客)
「めっちゃうまかったです。かっこよかったです」
「こういう機会があまりなかったので、感動しました」
「男子がこんなに集まる機会は、なかなかなかったと思いますが」
「すごく音に厚みがあって、すてきな音楽を聞かせていただきました」

吹奏楽男子によるステージは、3曲が演奏されました。

(東原陽さん)
「(男子だけは)初めてだったので、もう1回したいなと思うくらい楽しかったです」

(記者)
「自分に点数をつけたら何点ですか?」

(東原陽さん)
「100点です」

(四国大学吹奏楽部・小川一彦 顧問)
「みんな最高すぎて、本当に感動しました」
「今回は、男子だけでしたけど、本当はもちろん多くの吹奏楽愛好者の方とか」
「小学校・中学校・高校生の生徒さん、一生懸命日々頑張ってますので」
「吹奏楽の魅力とか、そういったものを発信していけたらいいかなと思っています」

アンコールは、この日の出演者全員による合唱でフィナーレを迎えました。

(05/12 18:22 四国放送)

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