■「たらいうどん」も「藍染」も GW後半・県内にぎわう【徳島】(徳島県)
ゴールデーンウィークも残すところ、あと1日となりました。
県内各所のにぎわいの様子を、食と文化のテーマ別に取材しました。
(記者)
「爽やかな新緑のもと、阿波市土成町では『たらいうどん』を求めて、多くの人が訪れています」
「たらいうどん・ 新見屋」には、開店時間の11時前にもかかわらず、約40人もの人が列を作っていました。
新見屋によりますと、ゴールデンウィーク期間中は1日約200食を提供していて、ピーク時は約2時間待ちだといいます。
それでもうどんを楽しみに来県した家族連れたちは…。
(淡路島から訪れた家族)
「美味しい!」
「孫たちが楽しんでくれたら、それだけです」
(神戸から訪れた家族)
「お出汁が香川で食べるうどんのお出汁と違うよね。食べた食感も違う、美味しいです」
一方、鳴門市の「道の駅・くるくるなると」
ここでも駐車場に入る前から、道路で約500メートルに及ぶ車の列が…。
(記者)
「こちらの施設では、至るところで行列ができています、すごいにぎわいです」
特産品や土産物などを求めて、多くの観光客でにぎわっていた「くるくるなると」。
中でも、海鮮丼などを楽しむことができる大渦食堂には、午後2時過ぎにもかかわらず、店の外まで多くの人が並んでしました。
(兵庫県から訪れた家族)
「1時間弱(並んだ)せっかくここまで来たので、すごい並んでからの食事なので」
「美味しさが倍増しています」
(道の駅 ・くるくるなると広報 藤井沙都さん)
「GW後半は5000人から5500人ぐらい来ている」
「関西を中心に、四国・中国地方の人が多い印象」
「GW最終日まで、県内の方だけでなく、県外のお客様の方がたくさん来ているので」
「徳島の魅力を鳴門から発信できれば」
(藍染め体験者)
「全部付けます?うわぁすごい」
一方、県内の文化に触れて楽しむ観光客の姿もありました。
(記者)
「藍住町の藍の館に来ています。こちらでは多くの観光客が阿波藍を堪能しています」
藍住町徳命の藍の館には、オープンから約2時間で、50人ほどの観光客らが藍染体験会に訪れ、阿波藍が持つ繊細な濃淡に触れながら、様々な模様のハンカチを完成させていきました。
(藍染め・県内からの体験者)
「黄色?」
「緑っぽい?」
「あ!でも染まんよる、染まんよる」
「いやもう大満足です!」
「きれいに染められました!」
「見た目、青色の染料なんですけど、取り出したら黄色くなって」
「時間が経つと、青く染まっていくのが面白かったです」
(愛知からの観光客)
「(徳島を)いろいろ調べた時に、ここの染め物が有名というところで、体験に来させてもらいました」
「こういう風にやるんだっていうのが知れて、面白かったです」
また、藍の館では、ゴールデンウィーク期間中の来館者増加に応じて、体験会のスタッフの人数を普段の倍の6人に増員するなどの対策を取っていました。
(藍の館・勝野友喜さん)
「とても増えているように感じます」
「万博の影響もあるのか、国内のお客様、たくさん来ていただいております」
「徳島が作っている藍の葉っぱからできる、?の魅力を最大限に感じていただけるようにしていきたいと思っております」
「ととさんの名は十郎兵衛、かかさんの名はお弓と申します」
三味線の音色が響く、徳島市川内町の県立阿波十郎兵衛屋敷。
2006年4月に設立して以降、阿波の文化の1つ人形浄瑠璃の定期公演を行い続けています。
5日、午後2時からの公演には、観光客ら31人が集まり、約40分の演目を鑑賞しました。
(岐阜からの観光客)
「地元に浄瑠璃があったので、興味があったので」
「(人形の)動きは解説通り(顔に)感情とかが表れていて、いいなと思いました」
(高知からの観光客)
「前からちょっと興味がありまして、ぜひ行ってみたいなと思っておりまして」
「伝統のある素晴らしいものだと思いました」
(県立阿波十郎兵衛屋敷・佐藤憲治 館長)
「すごく波があるんでね、ゴールデンウィークだから特別多いっていうのでもないけど、全般に多めという感じはします」
「ぜひこの機会に、たくさんの人に徳島の伝統文化、阿波人形浄瑠璃に触れてもらえたらと」
県内に根付く文化の魅力が、多くの観光客のもとに届いていました。
(05/05 18:45 四国放送)
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