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徳島県立近代美術館で「贋作」の一般公開はじまる(徳島県)



徳島県立近代美術館で所蔵されている絵画が贋作と判断された問題で、美術館は11日からこの絵画の一般公開をはじめました。

公開されたのは美術館が1999年に6720万円で購入した「自転車乗り」という絵画です。

この作品は当初、フランス人画家ジャン・メッツァンジェによるものとして購入されましたが2024年7月にドイツ人画家ヴォルフガング・ベルトラッキ氏による贋作ではないかという疑いが強まりました。

その後の調べで美術館は2025年3月、「贋作である」とする見解を示していました。

美術館では11日から絵画を一般公開し、朝から多くの人が訪れました。

会場ではこの作品を贋作と判断した経緯や根拠などについて学芸員の解説も行われました。

絵画を見に来た徳島市内の男性は「本物の贋作を見たことなかったのでみてみたいなと思って来た」と話していました。

また、東京から来た男性は「ベルトラッキさんの絵として素晴らしいなと思っています」と話していました。

この絵画は県立近代美術館で6月15日まで無料で公開されるということです。

(05/11 16:40 四国放送)

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