■阿波踊りを前にピーク お囃子の音色を奏でる「みさと笛」づくり【徳島】(徳島県)
夏の風物詩・阿波踊りを前に、徳島市の工房で、お囃子の音色を奏でる「みさと笛」の製作がピークを迎えています。
夏の風物詩である、阿波踊り。
2025年の徳島市の阿波踊りは、8月11日から15日まで行われます。
阿波踊りで、お囃子の音色を奏でる「みさと笛」の製作が、徳島市の笛職人・神下夢月さんの工房で盛んに行われています。
(笛職人・神下夢月さん)
「じゃあ印を入れます、今からね」
材料となる県産の篠竹を自ら仕入れ、2年ほど乾燥させます。
乾燥させた竹にドリルで丁寧に穴を開け、一つ一つ実際に吹いて音を確認しながら、穴の大きさや竹の厚さを調整します。
(笛職人・神下夢月さん)
「(音が)ほとんど合ってきた」
「ばっちりですよ」
音の調整が終わった後は、水分がしみ込むのを防ぐため、笛の内側に赤い塗料を塗り、外側には光沢を出すための透明の塗料を塗り重ねていました。
今は、年間約200本の「みさと笛」を製作していて、そのうち約80%が徳島市の阿波踊りで使われているということです。
(笛職人・神下夢月さん)
「(阿波踊りが)今年は万博も行ったし、大変盛り上がりがいいと思う」
「この盛り上がりを、夏にぶつけてくれたらいい」
「今一番大事な時なので、一生懸命作っていきたいなと思っています」
(05/14 00:00 四国放送)
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