■風車の羽根落下事故 さくら風力が保守管理委託の会社に点検方法の見直しを要望 運転再開については「慎重に判断」(秋田県)
秋田市新屋にある風車の羽根が落下した事故をめぐり、設置したさくら風力が保守管理を委託している会社に、これまでとは違う方法で今後点検することを求めていることが新たに分かりました。
見直した点検結果を、関係する自治体に報告する方針です。
今月2日、東京のさくら風力が秋田市新屋に設置した風車から羽根が落下し、近くにいた81歳の男性が死亡しました。
さくら風力は、秋田市に設置している1基のほか青森に22基の風車を設置していて、事故以降、全ての運転を停止しています。
事故後、さくら風力は保守管理を委託している茨城の日立パワーソリューションズに、これまでとは違う方法で今後点検するよう求めていることが新たに分かりました。
項目や手法を見直したうえで、なるべく早く実施する方針です。
さくら風力の盛高健太郎社長は、風車を設置している青森の3つの市町村に点検項目などを見直した結果が分かり次第、報告することを伝えたということです。
風車の運転再開については「まずは見直された点検内容で安全性が保たれるという確証が得られたうえで慎重に判断したい」と話しています。
(05/15 18:15 秋田放送)
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