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三セクの解散で休館していた温泉施設が約100日ぶりに営業再開 待ちわびた地域の人たちでにぎわう 由利本荘市(秋田県)



第三セクターの解散に伴い、今年2月に休館していた由利本荘市の温泉施設が、14日、約100日ぶりに営業を再開しました。

当面、市が直接、運営にあたることにしています。

営業を再開したのは、由利本荘市東由利にある「黄桜温泉 湯楽里」です。

14日は、再開を待ちわびた人たちが、営業時間前から次々と駆け付けました。

「いや〜、今まで寂しかったよね」
「待ってだがった」
「みんなそう言ってだっけよ」

「大変長らくお待たせしました。営業再開です」

管理運営を担ってきた第三セクターの解散に伴い、今年2月から休館していた湯楽里。

由利本荘市は、新たな民間事業者を募ったものの、手はあがらず、当面、市が直接、運営にあたることにしています。

半数以下になったスタッフは、市の臨時職員で、大半が、これまで湯楽里で働いてきた人たちです。

30年勤務 鈴木優子さん
「懐かしい方々がいっぱい来ていただていて、すごくうれしかったです」
「感謝の気持ちとまた来てもらいたいというふうに接していければ」

レストランや売店は廃止され、入浴のみ利用することができます。

羽後町から
「冬場は特に温まるお湯、夏場はさらっとしていますし、べたつかないというか、そういう感じでは、ほかの温泉よりもここはベストですね」

地元の住民にとっては貴重な癒やしの湯。

そして、交流の場としての役目を果たしてきた湯楽里。

身体だけでなく、心も潤す憩いの場として、新たなスタートを切りました。

(05/15 11:50 秋田放送)

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