■北都銀行 2024年度の決算は2期ぶりの増収増益 荘内銀行との合併を前にさらなる連携にも意欲(秋田県)
北都銀行の昨年度、2024年度の決算は2期ぶりの増収増益となりました。
再来年には山形県の荘内銀行と合併しますが、佐藤敬頭取はさらなる新たな連携にも意欲を示しました。
北都銀行の一般企業の売上にあたる経常収益は、昨年度、243億7,000万円でした。
貸出金の利息収入や、有価証券の売却益を中心に収益を確保した結果で、前の年度に比べて9億円あまり、率にして3.8%増加しました。
融資先の経営悪化に備えた与信関係費用が大幅に減少し、最終的な利益にあたる純利益は9億4,600万円でした。
2期ぶりの増収増益です。
北都銀行は再来年、2027年に山形県の荘内銀行と合併してフィデア銀行となりますが、そこでも新たなトップを務める佐藤敬頭取は、さらなる新たな連携にも意欲を示しています。
北都銀行 佐藤敬 頭取
「今現状では具体的な動きはないんですけども、一方で足元では広域での連携が少し始まっているとかですね。あとは合併の、金融庁の支援の拡充の見通しがございますので、そういった中で我々も地域の中で継続していくという観点でですね、様々な連携についても模索していきたいと考えております」
一方、新たな銀行をめぐる"ある心配事”については。
佐藤久人 記者
「高齢者の中だとフィデアの『フィ』。この発音が難しいんじゃないかという問題が(合併の)ニュースが出てからある」
佐藤敬 頭取
「確かに言いにくいという、そういったお話はあるんですけど、それは我々がしっかりブランドイメージを発信していけば、皆さんの方で親しみを持っていただけるのではないかなと」
合併後を見据えた組織づくりがすでにこの新年度から本格的に始まっていて、新銀行を円滑にスタートさせるための準備が進んでいます。
(05/15 18:09 秋田放送)
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