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【昨年度決算】岩手県内3銀行いずれも「増益」 利上げに伴う貸出金利息増加など(岩手県)



岩手県内の3つの銀行が昨年度の決算を発表し、いずれも日銀の利上げに伴う貸出金利息が増加したことなどにより、最終的な利益は前の年度を上回る「増益」となりました。

■岩手銀行
このうち、岩手銀行は、売り上げにあたる「経常収益」が437億400万円で、日銀の利上げによるプラスの効果が反映され、「貸出金利息」や「有価証券利息配当金」などが増加したことで、前の年度より13%増えました。
これにより、最終的な利益にあたる「当期純利益」は、前の年度より68.8%増えて68億6800万円となりました。2期ぶりの増収増益です。

■東北銀行
東北銀行の「経常収益」は、137億6200万円で、住宅ローンが好調なことによる貸出金利の利息収入などが増加したことなどにより、前の年度より5.9%増えました。
「当期純利益」は、前の年度を15.6%上回り、15億3500万円と、2期ぶりの「増収増益」となりました。

■北日本銀行
北日本銀行の「経常収益」は、230億6900万円で、日銀の利上げによって「貸出金利息」や「有価証券利息配当金」が増加したものの、株式の売却益が減少したことなどから前の年度より5.5%下回りました。
一方で「当期純利益」は、国債等債券売却損や実質与信費用の減少などから前の年度から27.5%増えて、38億4400万円となりました。4期ぶりの「減収増益」です。

(05/14 17:44 テレビ岩手)

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