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津波の一時避難場所に一般企業ビル 久慈市で内覧会(岩手県)



最大クラスの地震が発生した際に甚大な被害が想定される久慈市で、津波の一時避難場所として一般企業のビルを活用することになり、内覧会が13日開かれました。

津波の一時避難場所として活用されるのは、NTT東日本岩手支店の建物です。
この場所は、海からおよそ2キロ離れていますが、最大クラスの地震が発生した場合、県による想定では、およそ30分後には7メートルほどの津波が到達するとされています。

ビルは3階建てで、屋上の高さはおよそ15メートルあり、津波から逃げることができます。この地域は高台まで距離があるのに加え、周囲に高い建物もないことから、一時避難場所として活用されることが決定し、地域住民を招いて13日内覧会が開かれました。

参加者 2組
「安心だよね。津波が来ても地震が来てもね」
「今までのところは(避難するのに)かなり時間がかかったんですけども、ここだと安心ですし、雨風がしのげる」

受け入れられる人数は、建物の3階と屋上あわせて337人。ビル内に毛布や食料などを常備することも検討するということで、いざという時の備えとしての役割が期待されます。

(05/13 18:04 テレビ岩手)

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