■「一生」食べ物に困りませんように!伝統行事「一生もち」(岩手県)
5月5日は「子どもの日」です。
盛岡八幡宮で、子どもたちの健やかな成長を願う「一生もち」の行事が行われました。
会場アナウンス
「がんばれ、がんばれ、あと少しがんばれ!」
「一升餅」は、「一生」食べ物に困りませんようにという願いを込めて、1歳前後の子どもに重さが約2キロある「一升」の餅を背負わせ、歩かせる伝統行事です。
盛岡八幡宮では2015年から行われていて、ことしは過去最多となる約80組の親子が県の内外から参加しました。
お父さんにしがみつき、登場した神楽ちゃん。
お父さんがクルッと前を向かせると…
「わ〜〜」
一目散にお母さんのもとへ走り、ゴールしました。
父
「やっぱりママが好きみたいでママに気づいたらサーって行ってくれて、まずよかったかなと思う。これからも健やかに成長してほしい限りです」
母
「かわいかったね…がんばりましたって(神楽ちゃんの手を振る)」
一方、こちらは不安げな表情で固まってしまった凪人くん。
「がんば〜れ。がんば〜れ」
すかさず、お母さんが取り出したのはスマホです。
お父さんも凪人くん、お気に入りの財布を置くと…
お母さんとお父さん揃ってファインプレー。凪人くんはニッコリ笑顔で追いかけ、無事ゴールしました。
父・母
「とっさに出ましたね(財布)。進まなかったから(笑)」
母
「泣くかなと思ったけど泣かずに頑張ってくれたので、成長を感じた。元気に、健康に大きく育ってほしいです」
「イヤァァァ」
餅を背負って泣き出す子、
声援に合わせて手拍子する子など個性豊かな表情を見せた子どもたち。
会場は拍手と笑顔であふれていました。
(05/05 15:19 テレビ岩手)
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