■【万博】世界中が注目!大阪・関西万博の会場で輝く「青森」の文化と食!フードコートの全常設店に“ねぶた”が!?現地をリポート!(青森県)
特集は、未来社会をテーマに150以上の国と地域が集う大阪・関西万博です。
世界中が注目する舞台で青森の文化・食が輝いています。
★青森放送 長澤瑠璃子記者
「大阪・夢洲の万博会場にきました 世界に届ける日本文化に実は青森のものがたくさんあるんです」
大阪・関西万博の開幕からおよそ1ヶ月。
これまでの累計来場者は300万人を超え、最新技術が詰まった展示やイベントに世界中から多くの人が訪れています。
まずご紹介するのは、会場内最大級のフードコート「大阪のれんめぐり食と祭EXPO」です。
中に入ると目に飛び込んでくるのが、去年ねぶた大賞を受賞した北村麻子さんの作品「鬼子母神」です。
祭りが終わったあと10個以上のパーツに分けて茨城県の倉庫に保管され、麻子さんの手でよみがえりました。
★青森放送 長澤瑠璃子記者
「フードコートの中を進んでいくと見てください!くくるさんの看板もねぶたです」
このねぶた看板を作ったのもねぶた師の麻子さん。
このほかにも「串かつだるま」や「道頓堀みつる」など、フードコートの常設出店12店舗のすべてに麻子さんが作ったねぶた看板が掲げられています。
★大阪のれんめぐり担当者 山下昌義さん
「すごくそれぞれのお店で素敵なねぶたの看板を仕上げていただいてい、て立体的にお店の良さ特徴というところも見えるようになっておりまして、ねぶたがあることでよりおいしくお客様には見えるようになっているかなと感じております」
麻子さんのねぶたは万博オフィシャルの土産店にも。
こちらのお店のコンセプトは元禄時代の日本の伝統美ですが、展示物などは極力廃棄しない取り組みを掲げています。
ここに飾られているのは再生紙を使ったねぶた「風神・雷神」です。
★会場内オフィシャルストア大丸松坂屋百貨店 片川聡子副店長
「ねぶたもそうですけれども、それ以外の装飾品とかも8割9割は、このまま次に使っていただけるような形を考えて装飾しております」
万博では青森の味も楽しめます。
象印マホービンが運営するおにぎり専門店では、全国の特産品などを独自にアレンジした期間限定おにぎりなどが販売されていますが、開幕から1ヶ月間は、使用するお米すべてが青森県産米「青天の霹靂」でした。
★象印マホービン 新事業開発室長 岩本雄平さん
「青天の霹靂はしっかりした食感なのとあっさりめというところで、おにぎりにしたときに他の具材をうまく引き立ててくれるかなというところで選んでいます」
その中に青森の魅力を詰め込んだ少し変わったおにぎりを見つけました。
★青森放送 長澤瑠璃子記者
「県産のホタテとりんごをつかった帆立りんごバターおにぎりです」
「おいしい!帆立とバターのうま味と香ばしさがまずくるんですけど最後にふんわり、りんごの香りがしてなんだか新しいです」
青森の文化は万博の会場外にも広がっています。
大阪のメインストリート御堂筋では万博関連イベントが行われていて、展示されている「ネップ・アート大阪城」も青森のねぶたです。
手がけたのは東京のデザイン会社とねぶた師の福士裕朗さんです。
ねぶたの和紙を再活用するアップサイクルの取り組みで、去年の大型ねぶたに使った和紙が石垣の部分などに貼り付けられ高さ3.5メートルの大阪城に生まれ変わりました。
★首都圏からの観光客
「(青森に)行けないのでこういうので見るとやっぱり行きたいなと思いますね」
★ねぶた師 福士裕朗さん
「国内外問わず多くの観光客、地元の大阪の人たちに見てもらって、青森ねぶたっていうものを実際8月に見に行きたいなという風に思ってもらるようなイベントであればいいなと思います」
未来を描く大阪・関西万博で世界に届けられた青森の技と味。
万博会場に広がる驚きと笑顔は、青森の魅力が未来へ広がる証です。
(05/14 20:00 青森放送)
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