NNNニュース

国境を越え伝えたい“被爆の実相” 長崎の被爆者たち「イギリス訪問し証言ツアー」へ《長崎》(長崎県)



長崎の被爆者たちが11日からイギリスを訪問し、被爆の実相と平和への思いを発信する講演を行うと発表しました。

(県被爆者手帳友の会 朝長 万左男会長)
「海外での被爆の証言活動。そして対話」


被爆者運動の継承を目的に始まった「ヒバクシャ ミライプロジェクト」

県被爆者手帳友の会の朝長 万左男会長と本村 チヨ子さん、被爆2世の大瀧 知子さんの3人が今月11日からイギリスを訪れ、ロンドンやケンブリッジ、エディンバラの3都市で講演を行います。

被爆80年の節目に行われる今回のイギリスツアーは、おととしのアメリカに続き2回目で、現地の市民に被爆の実相を伝え、「対話」を通して平和への思いを届けます。

2日に行われた記者会見で被爆者たちは、原爆の人体への持続的影響や核兵器の非人道性を国境を越えて伝えていく決意を語りました。


(県被爆者手帳友の会 朝長 万左男会長)
「イギリスも、長崎と広島に原爆を落とした当事者。特に(現地の)若い人たちに将来、核がない世界になることをイギリスでどういうふうに考えられているかを知りたい」

(県被爆者手帳友の会 本村 チヨ子さん)
「原爆の脅威を実体験をしている。だからこそ、話さなければいけない。80年間こういう思いで生きてきた、こういう健康状態で生きてきたかそれだけしか語ることはない」

講演の模様は、ライブ配信でも視聴できるということです。

(05/05 13:48 長崎国際テレビ)

TOP

Copyright(C)NNN(Nippon News Network)