■トップ不在でのスタート「佐々町新庁舎の開庁式」防災機能の強化や住民交流の場所も設置《長崎》(長崎県)
官製談合事件をめぐり、トップ不在でのスタートとなりました。
佐々町の新しい庁舎が完成し、7日から業務が始まりました。
佐々町で行われた新庁舎の開庁式。
職員や関係者ら約80人が出席し、庁舎の完成を祝いました。
(中村 義治 副町長)
「新庁舎の供用開始を機に職員一丸となって、さらなる住民福祉の向上に努める」
佐々町では、官製談合事件で起訴された古庄 剛被告が先月、町長を辞職。
トップ不在でのスタートとなり、開庁式では、テープカットなどは行われませんでした。
(中村 義治 副町長)
「新庁舎ということで新しい気持ちで推し進めたい。反省しながら、今後進めていきたい。来月の新しい町長が決まるまでは、職務を全うする」
総事業費は約21億3600万円。
新庁舎は水害に対応するため、敷地全体を50センチ以上かさ上げし、防災拠点としての機能強化を図っています。
2階には、災害時に対策本部を置く大会議室を新たに設置しました。
また 来庁者の利便性向上のため、1階に窓口機能を集約し、利用しやすい環境を整備。
町民の憩いの場として多目的に利用できるホールやテラスも設けられ、地域との調和を意識したデザインになっています。
(中村 義治 副町長)
「誰もが利用しやすい窓口で、住民のみなさんが交流できる場所もつくっているので利用してほしい」
新庁舎の建設を巡っては、2022年8月の施工業者の競争入札で参加業者すべてが予定価格を上回りました。
その4か月後の再入札で落札されましたが、設計事務所とのトラブルなどにより、計画より約1年遅い供用開始となりました。
(05/07 19:16 長崎国際テレビ)
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