■【山口天気 朝刊5/9】山口県に「暴風警報」…きょう9日(金)は午後ほど雨風激しい荒天警戒 日雨量100ミリ超も(山口県)
●急速に発達する低気圧が接近 9日(金)は次第に雨風激しさ増す
●警報級の暴風のおそれ 最大瞬間風速30m/s
●9日(金)の日雨量は100ミリ超の所も…5月の平年ひと月分の半分以上に匹敵
==========
今朝にかけて県内は西から進んできた厚い雲に覆われ、夜明け前から徐々に雨雲も県内に流れ込み始めてきました。
これから急速に発達する低気圧が朝鮮半島付近へ進んでいきます。また、「閉塞点」と呼ばれる、前線が重なり合い、南からの湿った空気が一段と集中して激しい天気となりやすい場所が、夜にかけて県内付近へと進んでくることで、県内は次第に雨風が激しさを増す、荒れた天気となってくるおそれがあります。
きょう9日(金)の県内は雨が降り始めると、もう止み間はなく、時間とともに雨脚が強まっていき、午後には一段と活発な雨雲が発生しやすくなるとともに、南寄りの風が激しさを増していきます。激しい雨、風は夜遅くにかけて続きそうです。
きょう9日(金)午後は瞬間的に最大30メートル…風にあおられ転倒したり、車の運転もハンドルを取られるような、激しい突風のおそれがあります。また、道路が川のようになるような激しい雨や、一日で5月の平年ひと月分の半分以上に達する、まとまった雨にもなる、とみられ、道路冠水などへの注意も必要です。
下関地方気象台は午前5時54分に、下関と県北部の日本海沿岸海域に「暴風警報」を発表しました。午後ほど雨風が一段と激しくなることを踏まえて、シッカリ、安全第一の心構えを高めて過ごしましょう。
きょう9日(金)の県内は、時間とともに雨、風が激しさを増してきます。特に昼過ぎ〜夜の時間は、横殴りの雨になることもあります。車の運転は激しい横風、道路冠水など十分気を付けて、慎重な行動をお願いします。強まる風とともに、海上では波も高くなる見込みです。
雨のため、9日(金)日中はほとんど気温は上がりません。冷たい雨で体調を崩さないようお気を付け下さい。
10日(土)は荒れた天気をもたらす低気圧は遠ざかり、日中は晴れ間もありそうですが、まだ風がやや強く吹きやすいでしょう。日曜日は前線や湿った空気の影響で灰色の雲が目立ち、にわか雨の時間もありそうです。
来週は安定した晴天が戻るとともに、日中の気温が27〜28度くらい、と季節先取りの汗ばむ暑さもやってきそうです。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)
(05/09 06:32 山口放送)
・TOP
Copyright(C)NNN(Nippon News Network)