■【山口天気 夕刊5/8】暴風警報発表の可能性[高]…あす9日(金)は次第に雨風激しさ増す 荒天に警戒を!(山口県)
●あす9日(金)時間とともに雨風激しさ増す荒天に
●あす9日(金)県内に暴風警報が発表される可能性[高]
●荒天のピークは夕方〜夜
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きょう8日(木)は、ほぼ快晴の天気が続いていた県内ですが、その空の表情が、あす9日(金)はガラッと変わり、荒れ模様の天気になっていきます。
気象衛星画像では、すでに西から大きくまとまった雲が日本列島に迫ってきつつあります。
低気圧や前線が、あす9日(金)にかけて急速に発達しながら朝鮮半島方面に進む予想です。また、「閉塞点」と呼ばれる、前線が重なり合い、南からの湿った空気が一段と集中して激しい天気となりやすい場所が、夜にかけて県内付近へと進んできます。
あす9日(金)の県内は、夜が明けて、朝の通勤通学時間帯あたりから次第に雨雲が流れ込み始める予想。降り始めると、もう止み間はなく、午後には一段と活発な雨雲が発生しやすくなるとともに、南寄りの風が激しさを増し、夜遅くにかけて激しい雨、風が続きそうです。
下関地方気象台は、あす9日(金)は暴風警報を発表する可能性が高い、という情報を発表しています。特に午後に、瞬間的に最大30メートル…風にあおられ転倒したり、車の運転もハンドルを取られるような激しい突風が吹くおそれがあり、交通機関の運行にも影響が出てくる心配があります。
また、雨も1時間30〜40ミリ…道路が川のようになるような激しい雨のおそれがあり、あす一日でトータル100ミリ以上…5月の平年の半分以上に達する、まとまった雨量となりそうです。車の運転は道路の冠水などにも十分ご注意下さい。
雨風の一番のピークは、夕方から夜の時間帯…この時間を特に、安全第一の心構えを高めていきましょう。
あす9日(金)は、朝の通勤通学時間帯の頃から雨が降り出し、時間とともに雨、風が激しさを増してきます。特に、夕方のお帰りの時間あたりが最も雨風が激しくなり、横殴りの雨や、道路の冠水や河川の増水などのおそれがあります。
また、雨により気温の上がり方が鈍く、最高気温でも20度には届かないでしょう。
週末は荒れた天気をもたらす低気圧は遠ざかりますが、前線や湿った空気に伴う雲が残りやすい見込みです。土曜日は少し晴れ間が出る時間もある一方、まだ風がやや強く吹きやすく、日曜日は灰色の雲が目立ち、にわか雨の時間もあるでしょう。
来週前半は安定した晴天が戻るとともに、日中の気温が27〜28度くらい、と季節先取りの汗ばむ暑さもやってきそうです。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)
(05/08 19:16 山口放送)
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