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地元産のお茶の消費拡大を目指し「宇部市お茶まつり」を開催・高齢化と後継者不足による生産者の減少は大きな課題(山口県)



地元産のお茶の消費拡大を目指します。山口県内最大級のお茶の産地・宇部市小野地区でお茶まつりが開かれました。

お茶まつりはこの地区で生産されている「山口茶」への理解や認識を深めるために宇部市と小野地区の生産者が毎年開いています。

(記者)
「こちらが新茶の色です。向こうに広がる茶畑、色がくすんで見えます。去年までにすべて閉園したということです」

お茶の産地として知られる小野地区ですが高齢化と後継者不足による生産者の減少は大きな課題となっています。1970年代後半には、約90軒の生産者がいましたが、去年はおよそ25ヘクタール7軒に。さらに今年からは約12ヘクタール4軒と大幅に減っています。

このため去年までは、生産量の半分ほどを静岡県の市場に出荷していましたが、今年から、ほぼすべて県内で消費する方針に転換するということです。

(小野茶業組合 藤田博義組合長)
「ことしからは県内1本で勝負していきたいと思っております」
「みなさんぜひ山口茶を飲んでくださいとお願いしたいです。それも茶葉を急須に入れて、飲んでいただきたい」

宇部市、JA、小野茶業組合などは連携し、山口茶の振興と新規就農者を増やす方策について検討しているということです。

(05/06 20:07 山口放送)

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