■「しものせき海峡まつり」先帝祭では高下駄で八の字を描く「外八文字」を披露・直径3.5メートルのスーパージャンボふく鍋も4432杯が無料提供(山口県)
2日から4日までの3日間で、約32万人の人出で賑わった「しものせき海峡まつり」。先帝祭や源平船合戦など市内各所で絢爛豪華な時代絵巻が繰り広げられました。
「しものせき海峡まつり」の2日目に行われた先帝祭では、まず、絢爛豪華な衣装を纏った太夫が、稚児や官女らと共に市内を練り歩く「上臈道中」が行われました。太夫は、道中、高下駄で八の字を描く「外八文字」を披露しながら、安徳天皇を祀る赤間神宮を目指しました。
(観客は)「八の字がきれいでした。私もあんなふうになってみたいなと思いました」
また、今年も源平武者行列が行われ、一般公募した約90人が源氏と平家の武者姿で下関市内を練り歩き、勝ちどきを上げました。
「勝ちどきじゃ!」「エイエイオー!」
続いて午後1時から、赤間神宮で「上臈参拝」が行われました。「上臈参拝」は、840年前の壇ノ浦の戦いでわずか8歳で亡くなった安徳天皇の御霊を慰めようと、平家の女官達が命日に参拝したのが始まりとされています。
赤間神宮の境内に架けられた朱色の天橋で、5人の太夫が次々と披露する外八文字に詰めかけた人々は魅了されていました。
(観客は)
「なかなか見る機会がないので感動しました。随分練習されたんでしょうね」
「衣装、化粧、髪型そして歩く姿、舞う姿が本当に素晴らしかった」
(振袖太夫・福田葵さん)
「幼いころからずっと憧れていたので、 練習をがんばっていたので、披露できてとてもうれしかったです。自分の力を精一杯出し切りました」
しものせき海峡まつりは、ことし40回目の開催となりました。40回の節目を記念して、会場には直径3.5メートルのスーパージャンボふく鍋が登場!
来場者に無料で振る舞われた「ふく鍋」は、ギネスブックの世界記録となる4000杯を大幅に上回る4432杯となりました。また、この日は関門海峡を舞台に、源氏と平家の最後の決戦=壇ノ浦の戦いを再現する源平船合戦も行われました。
今年は、約32万人がしものせき海峡まつりを楽しみました。
(05/05 19:35 山口放送)
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