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大雨の季節を前に…山口県内で「ため池点検パトロール」はじまる 県全体で106か所で(山口県)



大雨の季節を前にため池災害の未然防止を図るため、山口県内全域で「ため池点検パトロール」が始まりました。

このうち山口市江崎の「三田堤ため池」では県と山口市などが共同で点検を行いました。

ここのため池近くでは地面がぬかるんでいるところがあり、県の担当者がぬかるみの深さを計測していました。

(県の担当者)
「漏水ですね。(ため池の)水位が比較的に低いので、どんどん流れるほどは出てない。」

また、こちらの部分は増水の際、最も決壊しやすいとされる「配水溝」です。コンクリート製の配水管が、浮き上がった状態であることも確認されていました。

漏水や配水管の不良が確認されているこの「三田堤ため池」は、ことし秋に改修工事が行われることが決まっているということです。

(深溝利水組合 岡 秀夫組合長)
「早く工事をして、ただ壊れないことを願っています。こまめに水漏れがないか確認をしていきたい。」

県では、今年度、県全域の106か所で、ため池点検を行う予定です。

一方でため池周辺の地元住民による日頃からの点検が、ため池災害の未然防止に重要だとしています。

(05/08 16:29 山口放送)

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