NNNニュース

下関の大規模火災 被害の全容判明には時間が…9日以降も実況見分へ(山口県)



7日午後、下関市の住宅密集地で発生し、複数の建物を全焼して高齢者2人が軽いやけどを負った火事の続報です。

警察と消防では7日から実況見分を行い、焼失した建物の数や火事の原因などを調べています。

7日午後2時すぎ、下関市長崎町の建物から出火し、複数の建物に延焼する火事がありました。

火事があったのは下関駅から800mほど離れた住宅が密集する場所で、出火から3時間後の午後5時過ぎに鎮火しました。

この火事で、84歳の女性と女性を助け出そうとした79歳の男性が、手などに軽いやけどをしました。

(やけどをした男性)
「84歳のおばあちゃんで体が動けんで(家から)引っ張り出すのに私自身が危なかった状態で。私自身が焼け死ぬ寸前だった」

警察と消防では、8日午前9時から実況見分を行い、火元となった建物の特定や焼けた建物の数、焼失面積などを調べていますが、現場が広範囲にわたることなどから実況見分は9日以降も続けて行なわれるということです。

火事があった日の午後は、県内全域に乾燥注意報が出されていて、下関市では平均して風速5メートルほどの北西の風が吹いていたということです。

住宅密集地で広範囲に火の手が回った今回の火事。

下関市消防局は注意を呼び掛けています。

(小釜勇司消防司令)
「自宅の近くなどで火災が発生したときには、119番通報と安全な場所に避難するよう心がけてください。特にこの時期は風が強いときがありますので、風向きが変わって燃焼する方向が変わることもありますので、 安全な場所に避難するよう心がけてください」



(05/08 20:24 山口放送)

TOP

Copyright(C)NNN(Nippon News Network)