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【山口天気 夕刊5/7】あす8日(木)は引き続き晴天 あさって9日(金)は荒天…「メイストーム」に早めの備えを!(山口県)



●あす8日(木)は引き続き晴天 朝と昼との寒暖差大
●あさって9日(金)は雨風激しさ増す荒天のおそれ
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大型連休明けの、きょう7日(水)は、安定した晴天が戻ってきました。すでに週の折り返し…しかし、これから次の週末を迎えるまでの平日の間で、いろいろと気を付けたい天気の現象があります。



まず、あす8日(木)にかけては、高気圧は徐々に東に離れながらも引き続き西日本まで勢力を残し、県内は安定した晴天が続きます。
良く晴れるぶん、朝は放射冷却の影響で冷え込み、昼間は日差しとともに気温上昇、と寒暖差が大きくなりそうです。
また、きょう7日(水)午後から県内にも少し流れ込んできた黄砂も、引き続き薄いながら漂いやすい、とみています。



心配なのが、あさって9日(金)で、高気圧が東に去ったあと、低気圧が急速に発達しながら朝鮮半島方面から日本海へと進む予想です。5月の春〜初夏への季節の変わり目の時期は、大陸の冷たい空気と南の暖かい空気との激しい衝突で低気圧が急速に発達して広範囲で天気が荒れることがあり、これを5月の嵐「メイストーム」と呼ぶことがあります。まさに、この「メイストーム」が心配な状況です。



9日(金)の県内は、次第に激しい雨になってくるとともに、南風が強く吹き抜けて度々横殴りの雨にもなりそうです。気象台は、金曜日は暴風警報や波浪警報を出す可能性もある、という情報も発表しています。



あす8日(木)の落ち着いた空模様のうちに、家の周りの飛びやすいものの片付けや、激しい雨に備えて家の周りの水の流れの確認、なるべく荒れ模様の天気の中で外に出ることのないように予定の柔軟な変更など、荒天に向けて備えを進めておきましょう。



あす8日(木)にかけては引き続き安定した晴天ですが、薄い黄砂が漂って、やや霞む景色となることもありそうです。朝は広く気温1桁、と冷え込みが強まる一方、日中の気温は各地で20度を超える見込みで、山口市内など一部25度以上の「夏部」となる可能性もあります。激しい寒暖差に対応しやすい服装選びを心がけましょう。



9日(金)は、午後ほど雨風が激しさを増す、暴風雨となるおそれがあります。荒れ模様の天気への対策を早めに万全に進めておきましょう。今週末は、空模様は落ち着いてくるものの、スカッと晴れる雰囲気ではなく雲が目立つ時間が多い見込みです。来週前半は、よく晴れて汗ばむ暑さとなる日が多くなる、とみています。

(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)


(05/07 18:40 山口放送)

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