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「教授や大学院生からハラスメントを受け男子学生が自殺…」母親が慰謝料8400万円求め大学を提訴〜広島地裁(山口県)



去年12月、山口大学工学部に通っていた男子学生が、教授や大学院生からのハラスメントを受け自殺したとして、学生の母親が慰謝料などおよそ8400万円を求め、広島地裁に提訴しました。

9日付けで広島地裁に訴えを起こしたのは、山口大学工学部に通っていた男子学生の母親です。

訴えによると男子学生は工学部機械科の4年生だった去年12月、教授の研究補助などで訪れていた東京都内のホテルで自ら首をつり、自殺しました。

男子大学生は卒業論文の提出を控えていたにもかかわらず、教授から高度に専門的な研究補助を任せられていたほか、指導を受けていた大学院生からもパワーハラスメント行為を受けていたとしています。

原告はこれまで、大学側に第三者委員会の設置などを求めていましたが、大学側がこれらを拒否したことから、大学と、ハラスメント行為を行っていた教授や大学院生に対して、男子学生の死亡慰謝料など合わせておよそ8400万円の支払いを求め9日、提訴しました。

原告は「関係者には、真実を話してもらう責任があると思っています。」などとコメントしています。

山口大学は、「訴状がまだ届いていないのでコメントを差し控える」としています。

(05/09 19:02 山口放送)

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