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阿蘇市長が農事組合法人に謝罪 牛舎建設の補助金を取り消し賠償金支払う(熊本県)



牛舎建設の補助金交付を阿蘇市が取り消し、その後、違法との判決を受け損害賠償を支払った問題で、松嶋和子市長が14日、農事組合法人に謝罪しました。

阿蘇市の松嶋和子市長が謝罪したのは農事組合法人甲誠牧場です。この牧場の牛舎建設をめぐっては、阿蘇市が2018年、国の補助金交付を取り消しました。これに対し甲誠牧場が損害賠償を求めた裁判で、熊本地裁は2021年、手続きは違法との判決を言い渡し、阿蘇市は約8300万円を支払いました。

甲誠牧場を運営する「あか牛の三協」の岩本尚弘社長は謝罪を受け入れ、「行政と協力して、あか牛をより多くの人たちに広めていきたい」と話しました。

この問題をめぐっては、市民団体が当時の佐藤義興市長に損害賠償金支払わせるよう阿蘇市に求める裁判を起こしています。熊本地裁は去年9月、支払いの請求を命じる判決を言い渡しましたが、阿蘇市は不服として福岡高裁に控訴しています。

(05/15 12:23 熊本県民テレビ)

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