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警察官が高齢者に詐欺被害防止を直接呼びかけ 被害額が前年の8倍近くに(熊本県)



県内で相次ぐ「電話で『お金』詐欺」の被害を防ごうと、県警が高齢者に直接呼びかけを始めました。

(警察官)
「(あやしい電話は)すぐ切ることが大事なんですよ」
(高齢男性)
「非通知の着信はとらないとか」
(警察官)
「知らない番号はいったん切ることですね」


熊本南署管内ではことし、高齢女性2人が警察などをかたる電話を受け、約1億5000万円をだまし取られる被害にあいました。このため14日は警察官が熊本市西区の中島駐在所周辺で、高齢者の家にチラシを配りながら詐欺の特徴や注意点を呼びかけました。


■60代男性
「安心しますよね。いつも回ってくれるというのは。知らない番号はとらない非通知の着信はとらないとか海外からの+がついた番号も取らないなど勉強になりました」

県警によりますと、県内の1月から4月までの「電話で『お金』詐欺」の被害は去年の15件からことしは73件と大幅に増加し、被害額も前の年の8倍近い約3億9000万円にのぼっています。


■熊本南警察署 地域課・田代純一巡査部長
「いまは年齢関係なく詐欺被害に遭っている。誰でも詐欺の被害に遭うことを念頭に置いて対応していただきたい」


(05/14 19:38 熊本県民テレビ)

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