NNNニュース

精神的支配か…女子中学生がSNSで100人以上に"なりすまし"同級生から約18万円詐取のいじめ 第三者委が報告(熊本県)



中学生が同級生から金をだまし取られたいじめの被害。加害生徒は100人以上の架空人物になりすましていました。


この問題は、おととし熊本市内の中学校に通っていた当時3年の女子生徒2人が、同級生の女子生徒から複数回にわたりあわせて約18万円をだまし取られたものです。第三者委員会や熊本市教委によりますと、加害生徒はSNSを使って100人以上の架空の人物になりすまし金銭を要求していたということです。学校と熊本市教育委員会はおととし10月、いじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」に認定し、第三者委員会が調査していました。


13日、第三者委員会が調査結果を報告し、別の女子生徒1人も「家から出ないように」などと脅すような行為を受けていたと発表しました。


加害生徒は「友達をつなぎとめておきたかった」という趣旨の発言をしたということです。第三者委員会は「加害生徒が被害生徒たちを長い期間かけて精神的に支配していたことが推認される」と結論づけました。

その上で学校側が事態を把握してから全校生徒にアンケート調査を行わなかったことや、調査が行われるまで3人目の被害生徒の存在を認識していなかったことなどを問題だと指摘しました。


(05/13 19:46 熊本県民テレビ)

TOP

Copyright(C)NNN(Nippon News Network)