■「戦争が一番嫌い」激化するインドとパキスタンの衝突...パキスタン料理店の店主が故郷に寄せた思い(熊本県)
熊本市に、本格的なインドカレーを味わえる店があります。
店主の男性は、世界を揺るがせる故郷の状況に不安を募らせています。
9日に訪ねたのは、熊本市中央区にあるレストランです。店で提供しているのは…。
■緒方太郎キャスター
「こちらのレストランでは、インド・パキスタン。衝突が行われている両国の料理を提供しています」
店ではインド人とパキスタン人が厨房に立っています。店主はパキスタン人のムハンマド・エーサンさん、通称アリババさん(62)です。
■パキスタン・インド料理タージ(熊本市)アリババさん
「今ね、すごく困っている。みんなから電話かかってくる/みんな本当に今、かわいそう」
インド軍は7日、パキスタンと長年領有権を争うカシミール地方で、パキスタンが実効支配する地域などをミサイル攻撃しました。
ロイター通信によりますとパキスタンではこれまでに30人以上が死亡し、インドでもパキスタン軍の砲撃で10人以上が死亡しています。
アリババさんの家族はパキスタンの首都・イスラマバードにいて、無事が確認できました。しかし、核を保有する国同士の衝突に行く末が気がかりです。
■パキスタン・インド料理タージ(熊本市)アリババさん
「戦争が始まったら止まらない。向こうも原爆(核兵器)を持っているから、こっちにも原爆(核兵器)があるから。戦争が始まったら(家族と)電話もできなくなるから心配」
緒方キャスターの「熊本のみなさんに伝えたいことは?」という問いにアリババさんは…
■パキスタン・インド料理タージ(熊本市)アリババさん
「今までいっぱい死んでいるから、子どもたちとか、おじいちゃんおばあちゃんとか学校とか、そういうこと嫌だよ。戦争が一番嫌い。平和があった方がいい」
(05/09 22:09 熊本県民テレビ)
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