■今、なお残るハンセン病の差別や偏見について市民も共に考える「市民学会」(熊本県)
今、なお残るハンセン病の差別や偏見について市民も共に考える「ハンセン病市民学会」が10日から2日間、熊本市などで開催されました。
ハンセン病の検証、交流、将来への提言を目的としている市民学会は、全国の療養所がある地域などで開かれ、熊本では12年ぶりの開催です。
主催者を代表し、九州大学の内田博文名誉教授は、「次世代につないでいかねばならない」と話しました。
10日は、ハンセン病とされた男性が無実を訴えながら死刑となった「菊池事件」について、弁護団が、再審請求の流れや問題点を報告したほか、療養所入所者に投与され人体実験との批判もあった薬剤、「虹波」についても説明がありました。
また実行委員長だった菊池恵楓園の自治会長、志村康さんが5月1日に亡くなり、追悼写真も展示されました。
11日は、療養所の将来構想などをテーマにディスカッションも行われ、菊池恵楓園の見学も実施されました。
(05/11 20:29 熊本県民テレビ)
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