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昭和〜平成初期を生きた作家・働正の企画展 不知火美術館で開催中(熊本県)



宇城市の不知火美術館で今、宇城市出身で美術館の収蔵作家である働正(はたらき・ただし)に焦点をあてた企画展が開かれています。


働正は1934年、今の宇城市不知火町に生まれ、戦後、福岡を中心に活動した前衛美術集団「九州派」を理論的に支えた存在でした。

今回の展覧会では、働の九州派における活動の紹介や、福岡県大牟田市大蛇山まつりと宇城市の不知火伝説に着想を得て子どもたちと制作した版画創作絵本「海にねむる龍」の原画などを展示しています。また1980年代から晩年にかけ描かれた絵画も展示され、従来の美術史ではあまり語られてこなかった働正の足跡をたどる展覧会となっています。

■不知火美術館・田中雅子さん
「1人の作家が一生かけてどういった表現をしてきたのかというところをぜひ見てほしいと思っています」


この展覧会は6月10日まで開かれています。

(05/07 14:21 熊本県民テレビ)

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