NNNニュース

【速報】結核の集団感染 熊本で8年ぶり確認(熊本県)



熊本県内で8年ぶりに結核の集団感染が確認されました。

熊本県によりますと、去年12月16日、有明保健所管内に住む30代の女性が結核と診断されたと医療機関から届け出がありました。女性はおととし1月の健康診断の胸部レントゲン検査で異常が見つかり、その後、咳やたんなどの症状があるため複数の医療機関を受診していたということです。

保健所が女性の勤務先の接触者を対象に健康診断を実施したところ、20代から70代の合わせて12人が感染していることがわかりました。このうち2人は症状があるということです。現在、女性を含む13人は医療機関で経過観察を受けていて、現時点での入院者はいません。


また、薬による治療で周囲に感染させるおそれはなくなっているということです。集団感染の基準を超えたため、県は14日付けで国に報告しました。県内で結核の集団感染が発生したのは2017年以来8年ぶりです。

県は、結核の予防として「長引く咳など症状がある場合は早めに医療機関を受診し、年1回は胸部レントゲン検査を受けてほしい」と呼びかけています。


(05/14 17:30 熊本県民テレビ)

TOP

Copyright(C)NNN(Nippon News Network)