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遠くの空へ旅立たれた師匠へ

2020.8.31

始めて内海桂子師匠にお会いしたのは、まだ私が20代の時でした。それこそ、子供のころからテレビで漫才を拝見していました。桂子師匠と伊奈かっぺいさん。大スター2人と番組なんて・・・・。無理!どうしよう・・・・。今でこそ図々しくなりましたが、そのころは毎月緊張して収録に臨んでおりました。まだ知られていない青森県の魅力を皆さんに知ってもらおうという番組「知れば知るほどあおもり県」前任者の先輩、稲葉直子アナウンサーが寿退社したため私が、後任を引き継ぎました。月1回1995年から2004年まで、毎月師匠は青森県にいらしていました。時には県内を取材したり、公開放送ではかっぺいさんと漫才を披露したり、どこに行っても、気さくな師匠は人気者でした。「この前、高齢者施設に慰問に行ったら、私の方が年上だったわよ」なんて、みんなを楽しませるトークをしながらいつでも朗らかで、いつでも本気。心配するマネージャーさんをよそに、なんでも挑戦されていました。公開放送の時は、特にお客さんがどうすれば喜んでくれるかいつも考えていらっしゃいました。かっぺいさんとの息もぴったり!時には仕事忘れて私も大爆笑していたものです。なんて贅沢な場所に私はいたのでしょう。24歳年下のご主人とも本当に仲良し。時にやきもちを焼いたりなさって、かわいらしい師匠の一面もそばで拝見していました。師匠が旅立たれるなんて想像がつかなくて・・・。ずっと、ずっと元気なままのイメージしか私にはなかったです。かっぺいさんがおっしゃっていましたが、今頃、好江師匠と久しぶりに漫才なさっているでしょうか。もっともっとお話しすればよかったな。今なら、もう少しあの頃より役に立てたかもしれない・・・などと勝手なことを思いながら、あの時間は私の宝物だと改めて思います。師匠みたいに・・なんて大それたことは言えませんが、いつでも仕事に、生活に、人生に、すべてに本気で携わっていきますね。桂子師匠、ありがとうございました!大好きです!

※当時の番組の写真です。許可をいただいて掲載させていただきました。
スタジオ.jpg
十和田湖.jpg
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