2010年7月18日(
日
) 放送
三内丸山遺跡
〜縄文時遊館新展示室オープン〜
今日の活彩おもりは三内丸山の縄文時遊館、新展示室を紹介します。
老朽化した仮設展示室に展示していたものを、新展示室で見ることができるようになりました。
多数の重要文化財を展示しており、世界遺産登録に向けた情報発信を充実させたということにもなります。
縄文時遊館が2002年にオープンしてから、大規模なリニューアルをするのは今回が初めてです。
入り口に入ると、「タイムスケールトンネル」があります。トンネルには目盛りがついており、ひと目盛りは10年です。進むにつれ、現代から平安・飛鳥・弥生・縄文時代と、過去へさかのぼってタイムスリップしていくイメージです。
「縄文人のこころ」をテーマにしているコーナーでは、三内丸山遺跡から発掘された重要文化財を多数展示しています。
三内丸山遺跡でみつかった木柱は非常に太く、当時の人たちの技術を垣間見ることができます。
そのほか大型円筒土器、植物で編んだ籠(縄文ポシェット)、動物の骨を利用したヘアピン、日本最大級の板状土偶、縫い仕事に使われた大小の針、うるしが塗られた土器、片側に注ぎ口がついた土器などを展示しています。
「森の恵み」をテーマにしたコーナーです。発掘された骨から、当時どんな動物を食べていたのか、どんな動物が住んでいたかわかります。三内丸山遺跡ではノウサギとかムササビが多かったようです。
弓矢を使っているマネキン人形を展示しています。矢の先には矢じりがついていて、根元部分のヒモでしばっているところには天然アスファルトが接着剤として使われていました。
「海の恵み」をテーマにしたコーナーです。三内丸山遺跡では魚の骨(種類は50種類以上)がたくさん出土しています。
設置しているモニター(デジタルフォトフレーム)で展示内容の説明をしています。
「地層の重なり」コーナーです。三内丸山の南盛土の地層をはぎとったものを展示しています。
まっすぐに掘った土の壁に布を貼り付け、接着剤でかためて土をはぎとったものです。
「円筒土器」コーナーでは数々の縄文土器を展示しています。下の段が約5500年前、最上段が約4000年前のものです。
「広域なネットワーク」コーナーです。三内丸山遺跡では遠くの地域と交流がひんぱんに行われていたことがわかっています。
ヒスイは今の新潟県糸魚川から運ばれてきました。黒曜石は各地からもたらされていて、長野県霧が峰のものもあります。コハクは岩手県の太平洋岸から運ばれてきていました。ほかにもたくさんの素材が各地からもたらされていました。
現在、青森県・北海道・秋田県・岩手県の15遺跡で、世界遺産登録をめざしています。全部で15の遺跡ですが、そのうち青森県には8つの遺跡があります。
新青森駅は三内丸山遺跡から2キロぐらいの場所にあります。多くのかたに足を運んでいただき、展示室で縄文を感じていただきたいと考えています。