2010年6月6日() 放送

万引きは
しない・させない・みのがさない

 現在全国的に万引きが増加しており、社会問題として取り上げられていますが、青森県においても万引きが非常に多く、県民の規範意識が問われています。
 今日の活彩あおもりは青森県警察の万引き抑止に向けた取り組みを紹介します。

 青森県において万引きは増加傾向にあり、平成21年は万引きで検挙された人が1286人と、前年に比べ90人増加しています。
 増加傾向は今年に入ってからも続いており、今年4月末で検挙された人が502人と、前年の同じ時期より73人増えています。

 万引きは刑法第235条の窃盗罪に当たる重大な犯罪です。『他人の財物を窃取したものは、窃盗の罪とし、10年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処する。』とされています。
 平成17年の刑法改正により、懲役刑だけであった窃盗罪に罰金刑が追加され、数百円のものを万引きしても数十万円の罰金になるケースもあります。

 昨年の万引き抑止強化期間に万引きで検挙された人や被害店舗を対象にアンケート調査を実施しました。
 アンケート調査によると、万引で捕まった人の8割以上が罰金刑が追加されたことを知らず、万引きという犯罪が軽視されている現状がうかがえます。
 また「どのようなことがあれば、万引きを断念したか」という問いでは「店員に声をかけられれば断念した」という回答が4割と1番多く、万引きを防止するためには店舗の防止対策も重要であることがわかります。

 アンケート調査によると、従業員による店内巡回を行っている店舗は実に9割と、万引き防止に積極的に取り組んでいると言えます。そのほか、店舗による万引き防止のために警察では次のことを呼び掛けています。

【万引きしにくい店舗環境作り】
  店内のパトロールやお客様への声かけ、死角となる場所への防犯カメラ・防犯ミラーの設置など、万引きしにくい店舗環境作りを推進しています。

【従業員への万引き防止対策の指導】
 万引きを防止するためのポイントや万引きを発見した時の対応の仕方など、従業員に対する防止対策を指導しています。

【万引きの全件警察通報】
 万引き犯を捕まえた際、注意で終わらせることなく毅然とした態度で対応し、警察に通報しています。

 マンボウマイスターとは「万引き/防止対策に/特に優れた人」という意味です。店舗による万引き防止対策を推進するため、警察署長が店舗管理者などを万引き被害防止啓発指導者(マンボウマイスター)として委嘱しています。
 マンボウマイスターの任務は警察で呼びかけている万引きしにくい店舗環境作り、従業員への万引き防止対策の指導、万引きの全件通報などで、5月末現在、県内148の店舗にマンボウマイスターがいます。

 アンケート調査によると、店舗側では「万引きを発見した時は警察に通報するか」という問いに、およそ9割が「全て警察に通報する。」と回答しています。
 更に「監視カメラを設置している」と回答した店舗がおよそ8割、「従業員による店内の巡回を実施している」と回答した店舗がおよそ9割となっており、店舗側も様々な対策を強化していることがわかります。

 店舗では様々な万引き対策を実施していますが、中学校・高校でも万引き防止の様々な活動を実施しています。その1つに少年非行防止「JUMP」チームの活動があります。
 「JUMP」チームは中・高校生が自らの「規範意識」を高め、地域のボランティアの方々と協力し、少年非行防止の輪を広げることを目的に平成11年に結成されました。県内では3000人以上の中・高生生が参加しており、各学校・各地域において活動しています。

 青森市の沖館中学校も「JUMP」チームに参加しています。万引き防止を呼び掛けるマスコットの作成などの広報活動を始め、様々な活動を積極的に行っています。
 万引防止の標語を全校生徒が考え、各学年の最優秀作品を校内に掲示しています。

 全校生徒に万引きについてアンケートを取り、結果をグラフ化しました。

 万引き防止を呼び掛ける紙芝居も作りました。「JUMP」チーム全員による手作りです。この紙芝居を使って地域の小学生に万引き防止をよびかけました。

 県内の店舗や学校で様々な防止対策に取り組んでいます。青森県警察では万引き被害が多い6月・7月を「マンボウ・プロジェクト期間」として、防止対策を強化します。



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