2010年5月9日(
日
) 放送
新たな青森食産業づくり
今日の活彩あおもりは食品産業の強化に向けた青森県の取り組みを紹介します。
青森県は食料自給率が100%を超え、米・野菜・果物・畜産・水産など、品目のバランスが取れた全国有数の食料生産県です。しかしそれら生産物の7割が加工されず生のまま県外に出荷され、反対にそれらを使った加工品が県外から入ってきます。このことは食品産業の農商工連携が進んでいないことも示しています。
【食品産業の農商工連携の課題】
@農林漁業者と食品製造業者の交流不足。
A商品開発のノウハウと労働力の不足。
B農林水産物の出荷ルートの固定化。
C加工用施設の整備が進んでいない。
県では昨年度、県職員がコーディネーターとなって食品製造業者と生産者が連携し、商品作りをする「食品製造業連携モデル」を県内6地域で実施しました。
西北地域ではつがる市の「つがる地球村」が地元特産品を使った商品を作りました。
昨年モデル事業で取り組んだのが、名産のスイカを使った「スイカスムージー」です。それまでは夏だけ販売していましたが、1年を通して販売するためにスイカの果汁を確保する必要がありました。
つがる地球村の要望を受け、西北地域県民局はスイカの生産が盛んな「つがるにしきた農協」に原料の供給をお願いしました。しかし収穫時期が限られているので、1年を通じて供給するにはスイカを加工する必要がありました。
凍結した果汁を作れる企業をリストアップし1軒1件探し歩いた結果、同じ森田地区の「青森アップルジュウス」が製造を引き受けてくれることになりました。こちらでは果物などの加工用果汁を作っているので、設備面では問題ありませんでした。しかし製品化のためにはスイカならではの特性に悩まされました。
果汁の試作品が出来る度に集まって、話し合いを繰り返しました。その結果、県のコーディネートをきっかけに農業・商業・工業が連携して、スイカスムージーという1つの商品を作り上げていきました。
県では食品産業の振興を図ることで加工などの第2次産業、流通販売などの3次産業の分野にわたって、ビジネスチャンスを創出しようとしています。そこで今年度から新たに「農商工連携推進監」が配置され、農商工連携に係る業務を総括的に担当することになりました。
そして新たに「あおもり食品産業振興チーム」が組織されました。食品産業の振興に向けた施策・立案・実施を担当する部署です。
農林水産物を生かした商品作りを考えている方は、「あおもり食品産業振興チーム」までお問い合わせください。
【あおもり食品産業振興チーム】
TEL 017-734-9456 (直通)