2010年3月14日() 放送

買ってもらえる
商品づくり

 今日の活彩あおもりでは食品と工芸品の商品開発を支援する「買ってもらえる商品づくり支援事業」をご紹介します。

 「買ってもらえる商品づくり支援事業」は商品開発や改良への意欲が高い事業者などから応募を募り、ターゲットを明確にした商品づくりを支援しています。
 具体的な支援内容は大きく分けて2通りあります。商品の味・食感・容量・品質・価格設定などについて支援するものと、その商品を引き立たせるパッケージのデザイン作りをサポートするものの2つです。

 応募商品は選考会で審査され、支援する商品が選ばれます。選ばれた商品はそれぞれ1人以上の商品ディレクターが、企画・開発段階から販路開拓まで商品づくりを総合的に指導します。
 その後、商品のサンプルを商品づくりを、応援してくれる消費者などで構成される「テイスティング応援隊」がモニタリングします。その評価も踏まえ、商品ディクレターが事業者にアドバイスして商品の検討・改良を行います。
 この過程を経て、商品名・価格・販路・ターゲットなどを明確にし、商品化していきます。商品化されたものはメディアによる宣伝・商談会や物産展への紹介などをし、販路開拓についても支援します。

 八戸市に支援事業を活用して商品開発をした企業があります。水産加工業者「味の加久の屋」は八戸の名産・鯖を使った「焼鯖めしの素」を開発しました。
 商品ディレクターからは「炊き込みという発想がよい」、「鯖の炊き込みというのは新ジャンルである」、「鯖ブランドとして話題性がある」という高い評価を受けましたが、一方で「調味液とサバが一緒に入っているので新鮮味を感じない」などの厳しい指摘も受けました。

 商品ディレクターのアドバイス・消費者の意見を受け、改良を行いました。新鮮さを強調するためにサバと調味液を分けてパッケ−ジしました。また、試作品は2合炊き用でしたがアドバイスに基づき、3合炊き用に変えました。
 鯖は1枚1枚手作業で骨抜きしているため、骨を気にせず手軽に食べることができます。また化学調味料・保存料なども無添加です。

 味の加久の屋ではほかの商品のパッケージデザインについても支援を受けました。

 支援を受けられるのは食品ばかりではありません。工芸品で支援を受けたのが十和田市の「南部裂織保存会」です。南部裂織は江戸時代、着古した着物や布で織ったのが始まりで、丈夫で温かく、カラフルな色合いが特徴です。

 今回の支援では東京で工芸ギャラリーを主宰している方が商品ディレクターを担当しました。既存商品の全体的な見直しに取り組み、首都圏の若者にも受け入れられる商品づくりを目指しました。
 「南部裂織保存会」ではこれまでも裂織のバッグは製作していましたが、従来の織り方は硬い仕上げのものばかりでした。今回は本来の裂織よりもざっくりとやわらかめに作り、若い人にも受け入れられるようなデザインで制作しました。
 使い勝手の良い形・織りのアピールの仕方など「テイスティング応援隊」の皆さんの意見が商品づくりに活かされました。

 商品ディレクターのアドバイスで、初めてショールも作ってみました。
 今回の支援で伝統工芸品、南部裂織は新たな可能性を切り開きました。

 「買ってもらえる商品作り支援事業」から生まれた商品はこれからどんどん販売されます。今後も魅力ある県産品を増やし、産業の活性化を図っていきます。

【お問い合わせ】
 県総合販売戦略課 TEL 017-734-9573



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