2009年12月20日() 放送

東北新幹線全線開業まで
あと1年

 東北新幹線全線開業まであと1年となりました。そこで今日の活彩あおもりは来年12月の東北新幹線、八戸-新青森間開業までの歩みと今後の展望について紹介します。

 1998年3月28日、東北新幹線・八戸-新青森間の起工式が新青森駅で行われました。1973年の整備計画決定から四半世紀、ようやく八戸-新青森間81.2キロの新幹線建設工事が始まりました。
 2002年12月1日には東北新幹線、盛岡-八戸間が整備され、青森県内初の新幹線駅として八戸駅が開業しました。これで東京-八戸間593.1キロが「はやて」によっておよそ3時間で結ばれました。

 2005年2月27日、東北新幹線・八戸-新青森間のおよそ3分の1を占める、複線断面の陸上トンネルとしては世界で最も長い「八甲田トンネル」が貫通。全長26.455キロのトンネルが最先端の技術で6年7か月の歳月で完成しました。
 今年11月3日には東北新幹線、八戸-新青森間のレール締結式が行われ、東京から新青森までが1本のレールでつながりました。八戸-新青森間81.2キロにレールを敷く工事は2006年10月に始まり、およそ3年で1本のレールでつながったことになります。

 11月18日、東北新幹線の新型量産先行車「E5系」が青森県に入りました。八戸駅への乗り入れは仙台-八戸間の走行試験に入る準備として行われたものです。
 「E5系」の特徴は先頭車両の細長い先端部分。運転席の窓まで15メートルあります。2012年度末には国内最高速度となる時速320キロ運転が実現される予定です。

 開業半年前には運行本数や所要時間など開業計画のあらましが示され、夏から秋にかけてダイヤの発表もある予定です。新青森-東京間は開業時には3時間20分程度、E5系が登場すると3時間5分ぐらいで結ばれます。
 開業の効果を県内全域に普及させるため、新幹線駅と県内各地とのアクセスを整備することが重要です。今年度は「新幹線二次交通等整備協議会」を設置し、交通事業者の方々や市町村の方々と協議を進めています。

 青森市では新幹線「新青森駅」の利用客ために1万4000平方メートルの駅前広場を整備しています。バス乗り場が8か所、タクシーの乗り場が6か所を整備する予定です。また駅からバスやタクシーを利用する人のためにシェルターや融雪歩道を設置する予定です。

 駅の西側に収容台数約1000台、5階建ての立体駐車場を整備予定です。
 新幹線の駅舎が奥羽本線をまたぐ形になっているため、乗り継ぎ・乗り換えもスムーズにいくようにします。また南の方にもバス乗り場、タクシー乗り場、70台規模の駐車場をそなえた南口駅前広場を整備予定です。
 このほか南北を自由に往来できる連絡通路も整備しており、情報センター・連絡通路は駅舎の新築工事と一緒に工事をしています。

 新たに東北新幹線停車駅となる七戸十和田駅の工事も進んでおり、今月5日には開業1年前のイベントが行われ、市民がほぼできあがったコンコースを見学しました。駅周辺の整備も急ピッチで進められています。

 新幹線の新青森駅開業に向けて県内の市民にも動きが出ています。弘前市では地元市民がガイドする着地型旅行商品「りんごスウィーツちょい食べコース」が誕生しました。新幹線で青森県に来た観光客に向けた旅行企画で、JR東日本の首都圏向けパンフレットにも掲載されています。

 弘前市駅前町のりんご専門店“ナカムラ”ではりんごの生食を、弘前市品川町の“洋菓子工房ノエル”ではパイ生地が薄くてりんごたっぷりのアップルパイをいただきました。
 弘前市百石町の“菓子処「笹の舎」”では手軽に食べられるスティック状のりんごパイをいただきました。ここには「世界でいちばん小さいりんごの博物館」がありました。りんごにまつわる絵画・写真・食器・アクセサリー・ネクタイなどが所狭しと展示されています。

 「りんごスウィーツちょい食べコース」の所要時間は約2時間、この企画は弘前観光コンベンション協会とJR東日本で取り扱っています。

【問い合わせ先】
弘前観光コンベンション協会
TEL 0172-35-3131

 年があければ「とことん青森2010in原宿表参道」が、そして開業時のキャンペーンとして首都圏を青森の雰囲気で埋め尽くす「東京ジャック」の展開を実施します。2011年の4月から7月には「行くたび、あたらしい。青森」をキャッチフレーズとした「青森デスティネーションキャンペーン」が展開されます。みんなの力を合わせてチャンスを生かす「結集青森力」です。



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