2009年6月21日() 放送

あと1年半!
開業迫る東北新幹線

 現在工事が進められている東北新幹線新青森駅。2010年12月の全線開業に向けて急ピッチで工事が進められています。そこで今日の活彩あおもりは開業まで1年半と迫った現在の駅の様子と開業に向けた取り組みを紹介します。

 東北新幹線八戸-新青森間の工事は4月末でトンネルや高架橋などの土木工事は全て完了し、現在は線路や電気工事、そして駅舎の建設が順調に進められています。

 新青森駅は「縄文から未来へ」をコンセプトに青森の自然と風土を思い起こさせるデザインとなっています。プラットホームを囲むように両側に伸びた外壁は歴史・郷愁を感じさせる縄文集落の佇まい、中央部分のガラスの空間は明るい青森の未来をイメージしています。

 2階コンコースには切符売り場・待合室・改札口などが設置されており、3階はホームとなっています。工事は5月末で進捗率61%、2010年2月に本体工事が終わる予定です。

 七戸町に建設中の駅舎は「心安らぐ豊かな自然と歴史の感じられる駅」がコンセプトです。外壁の曲線は八甲田連邦の山並みと南部馬の背中を表現しています。縦の線は奥州街道や駅周辺の牧場の松並木をイメージしたものです。

 駅舎の1階にはプラットホーム、2階コンコース部分に改札口や切符売り場・待合室が設けられます。天井は大きな曲線が特徴で、県産材「青森ヒバ」の集成材を使用しています。2階にはほかにも南部地方ならではのこだわりが施されます。コンコースの1面に設置されるガラススクリーンに南部裂織を挟み込み、駅務室の壁には十和田石をアクセントとして使用することになっています。
 工事は5月末現在、進捗率82.9%で、今年9月に本体工事が終わる予定です。

 予定では2010年12月の開業時には現在の「はやて」型車両が東京-新青森間をおよそ3時間20分で結びます。翌年の2011年3月には新型車量「E5系」がデビュー。2013年3月には国内新幹線で最速となる時速320キロでの運転により、最速列車でおよそ3時間5分で結ばれ、従来の所要時間が大幅に短縮されます。

 いよいよ全線開業が迫る東北新幹線。県内では新幹線開業というチャンスを活かすため、様々な取り組みが行われています。駅舎の建設が進む七戸町では町の有志が昨年3月に「グルメ&温泉マップ」を作成しました。

 「グルメ&温泉マップ」を作ったのは七戸中学校の同窓生で結成した「疾風組」の皆さんです。グループの名前は新幹線「はやて」からつけたそうです。
 町を元気づけた「グルメ&温泉マップ」、「疾風組」の皆さんにとっては故郷を見つめなおすきっかけになったそうです。

 東北新幹線全線開業までいよいよ1年半と迫りました。交流人口の拡大はもとより、観光や産業・雇用など様々な分野での効果が期待されています。


もどる