青森放送では、去る12月2日(金)に第528回番組審議会を開催し、委員8 人、社側7人が出席しました。
今回は「第42回歌のない歌謡曲 CMコンクール」で銀賞を受賞した「奇跡のおにぎり 佐藤初女さん」を審議しました。
青森県岩木山麓の高原にある「森のイスキア」は、佐藤初女さんが主宰する憩いと安らぎの山荘です。悩める人たちに自宅を開放し、聞き役に徹しながら、おにぎりや手料理で慰めてきました。震災後、日本を元気にした原点の食べ物として"おにぎり"が見直されるようになりました。番組では"おにぎり"一つでも大切な命をつなぐものである、ということを佐藤初女さんの思いとともに伝えます。
秋山アナウンサーは、おにぎりを握るところで「空気を入れ込むように」とか、食べる時には「やさしく噛んで食べよう」とか、その光景がフッと目に浮かぶようなアナウンスをしていて、感性と表現力が豊かだ。
冷蔵庫やLED電球のCMを、番組の内容とうまく結び付けていたので、番組の中身とCMが溶け合って、最後まで一本のストーリーになっていた。
録音番組の中に、放送当日の天気予報を生で織り込んでいるが、すべてが生放送と思えるほど流れが自然で構成・編集がうまい。
「森のイスキア」の鐘の音を最初と最後に使うなど音の使い方が良かった。米をとぐ音、ご飯が蒸れる音、おにぎりを食べる時のノリの音などが、こんなにも"癒し系"の音なのかと驚いた。
震災に遭った年だけに、忘れていた親のぬくもり、家族や人との係わり、自然を大切にしなければいけないと感じさせる番組だった。
「森のイスキア」の意味を知らない人のために、説明がほしかった。
次回の番組審議会は2月上旬の開催を予定しています。