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番組審議会とは

放送法に基づき、放送番組の適正を図るために外部有識者の声を聴く場として設置しています。
主な役割は、

・放送番組の適正を図るため必要な事項を審議する、
・放送局に対して意見を述べる

ことなどとなっており、番組審議会が取りまとめた「答申」や「意見」は放送局がこれを尊重して必要な措置を講じます。
また具体的な番組の視聴・聴取も行われ、放送局はその議論や意見交換を次の番組作りに役立てています。

審議委員名


委員長    磯 山 隆 幸(写真家)
坂 本   徹(NPO法人日本人財発掘育成協会理事長)
八木橋 俊 夫(陸奥新報社 常務取締役 営業局長)
川 嶋 大 史(つがる市観光物産協会 会長)
平 間 恵 美(NPO法人はちのへ未来ネット 代表理事)
平 野 陽 児(東奥日報社 デジタル局次長)
上 村 鮎 子(十和田乗馬倶楽部 代表取締役)
粒 来 和 成(デーリー東北新聞社 論説委員会副委員長)

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第623回番組審議会

青森放送では、6月7日に第623回番組審議会を開催しました。委員8人、社側8人が出席し、テレビ番組、RABドキュ「GOMAが生まれた理由 文字が読めないアーティスト」(5月23日放送)について審議しました。

番組内容:小学校の下駄箱や幼稚園の送迎バスなど、青森県内のさまざまなところで目にするようになった絵があります。油性ペン1本で描かれた白黒の絵です。描いたのは平川市在住のアーティストGOMA。すべての絵に構想はなく、どんな絵が出来上がるのか自分でも分かりません。ペンを持つ右手が勝手に走り絵が出来ていく様子は、まるでGOMAの頭の中をのぞき見しているようです。そしてその絵には、人を引き込む力があります。GOMAは2つの障がいがあるアーティストです。一つは集中力がなくじっとしていられないADHD(注意欠陥多動症)。もう一つは文字の読み書きが困難な学習障がいディスレクシア、文字がバラバラに分解されて見えるといいます。周囲となじめずにいじめられていた少年時代。絵を描くことで自分の生きる理由を見つけ、アーティストとして活躍できるようになりました。ある日、ボランティアで訪れたのは養護学校。自分がそうであったように、絵を描く楽しさを感じてほしいとの思いからです。GOMAにとって自分と人をつなげるコミュニケーションツールが絵なのです。GOMAは言います。「障がいがあったっていい。僕はこの脳で生まれてきてラッキーでした。」

審議委員からの感想・意見

  • 障がいのある主人公が社会とのかかわりを考え、自分自身を成長させ、活動の幅を広げていく姿に感動した。
  • 「人間は一人一人が同じ価値を持つ」という大テーマに貫かれた優れたドキュメンタリー番組だ。
  • 番組全体を通じて、同じ境遇にある人たちに強いメッセージを届けている。
  • 障がいについて専門家の解説を交えていて分かりやすかった。障がいは特殊なことではないと知ってもらえたと思う。
  • エネルギッシュな制作風景に圧倒された。障がいも一つの個性として尊重される社会に向けて、説得力のある秀逸な番組。
  • いい映像がたくさあんあった。さらに生かす編集をすることにより、番組の質がより高まると思う。
  • 出生前診断に触れたコメントに違和感があった。ない方がよかった。
  • 芸術家として優れていることが、作品のすばらしさとともによく伝わった。