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春を呼ぶ八戸えんぶり

[ 菅原 厚 ]

県南地方に春を呼ぶ八戸えんぶりが、2月に八戸市で行われ、私も行ってきました。
約800年も続くとされる郷土芸能で、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
 えんぶりは、みちのく5大雪まつりにも数えられているほどで、その年の豊作を祈願するためのお祭りです。太夫(たゆう)と呼ばれる舞手が烏帽子をかぶり、頭を大きく揺らします。奉納摺り、えんぶり行列、御前(ごぜん)えんぶり、えんぶり公演、かがり火えんぶり、お庭えんぶりなどがあり、長者山新羅神社での奉納から八戸市中心街まで練り歩いたり、八戸市公会堂で行われたりと、場所、時間はそれぞれに違うので、いろんなえんぶりを楽しめるのも魅力です。
 私が行ったのは「かがり火えんぶり」です。
「かがり火えんぶり」は、夜に八戸市庁前広場で行われます。時々雪が舞い凍えるような寒さの中、広場にいくつかある「かがり火」の灯りが身体を温めてくれました。たくさんの屋台が立ち並び、寒い中で温かい食べ物や飲み物を頂くのもまた冬ならではの醍醐味です。かがり火が照らされた会場には、たくさんの人たちが詰めかけ「えんぶり」のステージを待ちます。
 えんぶり組がステージに上がると、にぎやかなお囃子の音色に合わせて、大きくきらびやかな烏帽子が揺れ、迫力がありました!
子供たちや女性の皆さんのステージもあり、それぞれに見応えがあり、観ているだけで惹きこまれ、気がつけば寒さを忘れるほどの熱気でした。

えんぶりには、夏の祭りとはまた違う冬ならではの趣がありました。太夫たちの力強い摺りを観ていると、
これからようやく春がやって来るんだなと感じ、身体の底から元気をもらえた気がします。

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